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タグ: 100分前後

サバイバー

サバイバー(原題:Survivor
97分

 優秀な外交官であるケイトは日々真摯に職務を全うしている。その日も彼女は怪しい人物を見つけては本当の目的が何かを突き止めようとするのだが、同僚に邪魔されてしまう。彼女が疑い深いだけで何も問題はない――と思われたが、ケイトの直感は当たっていた。その人物を疑い、調べてしまったがためにケイトは命を狙われる羽目になってしまう。

 命の危機に曝されつつもなんとか生き延びて、ケイトは一人で行動していた。しかし運悪く容疑者の濡れ衣を着せられてしまい、着々と悪人へと仕立て上げられていく。けれども彼女はそこら辺の警察ではとても太刀打ちできない。何故なら彼女は優秀だからである。……そう。いくらなんでも優秀なんて言葉では説明できそうにないが、そう説明するしかないのだ。

 いっそスパイであって欲しいくらいに優秀な外交官と、噂の割に女一人仕留められない伝説的な暗殺者。もう少し設定はなんとかならなかったのだろうか。多少のパニックはあっても冷静になるのが早すぎる気もするし、暗殺者はヘマが多すぎる。最後の方も容疑が晴れていない割にあっさり和解しすぎというか……。脚本に難はあるが、娯楽映画としては悪くもない作品だろう。

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エグザム

エグザム(原題:Exam)
101分

 色々と謎が多い企業の就職試験会場には8人の男女が集まっていた。試験監督が口を開き、彼らは試験に備えて集中していくが……いざ試験用紙を捲るとそこには何も書かれていなかった。白紙の試験と制限時間。彼らは試験監督の言葉を振り返り、問題を見つけようとする。ルールは何か。ルールの真意とは。ある受験者がルールの意味を理解したところで物語は動き出す。

 限られた舞台、決まったシチュエーションでの映画はそれなりに存在する。棺桶に閉じ込められて土の中に埋められた男が主役の『リミット』や、電話ボックスを舞台に口先だけでなんとか事態を乗り越えようとする『フォーン・ブース』は個人的にも気に入っている。ただ本作の場合はそれらの作品とも違い、部屋を移動しない『キューブ』といった方が分かりやすい。

 彼らはどうにかして試験に合格し、高額な報酬を手に入れたい。だからこそ仕方なく協力しあうのだが、採用予定の人数はすでに決まっている。お互いの本質を露わにしながらも目的の為に行動し、裏切る。彼らがどういう立場で問題が何なのかといった点は割と分かりやすいが、それぞれの個性が絡み合って退屈させない作りになっている。人間ドラマファンのみならず、脱出ゲームやひらめきを重視するクイズ番組辺りが好きな方におすすめしたい。

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ソイレント・グリーン

ソイレント・グリーン(原題:Soylent Green)
97分

 人口は増え続ける一方で食品は枯渇し、今まで一般的だった食品の価値が高騰した未来。職も安定せず、そのままでは死ぬしかないような人々も多い。しかし彼らには食べ物があった。ソイレント社が作る味気ない食材――ソイレントである。ソイレント・イエローにレッド。新しく作られたグリーンと種類もあり、原料もそれぞれ異なるがどれも美味しいという声はきかない。

 現代の人からすれば人らしからぬ生活を送る貧民達の姿が目立つが、富裕層は対照的に恵まれた生活を送る。ある高級住宅街にも他人が羨む日々を送る者が居た。その者は暗殺者に命を狙われるが抵抗もせず、死を受け入れる。彼はどうして抵抗しないのか。死を決意するほどの何を知ってしまったのか。物語は彼の死から大きく動き出すことになる。

 彼の死を担当した優秀な刑事ソーンが事件を調査するシーンが殆どであり、激しいアクション要素もそう多くない。どこか薄暗い空気のまま、じわじわと真相に近付いていく。どうしてその秘密を知った者は死を選ぶのか。何故他の人にまでその選択は伝染してしまうのか。その世界にあるものは何か。ソイレントとは何であるか。恐ろしい世界を観てみたい方におすすめしたい。

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キューブ2

キューブ2(原題:Cube 2: Hypercube)
95分

 キューブの続編だが、正直に言うとこちらは観なくてもいい。キューブの何がよかったかといえば、それは演出とキューブの仕掛けだろう。しかしこちらは演出も手堅くまとまっているだけで面白みに欠ける。キューブの仕掛けもいまいちで、非現実的な要素が加わるのは構わないが、その要素に頼りすぎていた。グロ要素も殆ど無く、むしろこれがキューブを作る為の練習作だったと思いたい。映画として駄作と言い切るほどではない。けれどもキューブを好む層向けの作品とは言いがたい。

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127時間

127時間(原題: 127 Hours)
94分

 岩に腕を挟まれたまま、飲まず食わずで生き延びるという実話を元にした話。引き込まれて同じ状況に陥ったらと恐怖する感情になり、終盤のグロ描写では目を背けたくなる。ホラー映画やスプラッタ映画を好んで観る趣味だが、本作終盤でのグロ描写は特に痛々しい。映画自体は非常に良いのだが、その描写に迫力がありすぎて薦めにくいのが難点か。

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透明人間

透明人間(原題: Memoirs of an Invisible Man)
99分

 偶然にも事故に巻き込まれてしまった主人公が透明人間となって苦労する話。透明人間に逃走劇という題材が組み合わさっただけで、一風変わった内容に仕上がっている。その体を悪用しようともせずに、ただ人であろうとする姿は観ていて色々と考えさせられるだろう。透明人間になって悪さをしたいと考える方に、是非一度は観て貰いたい。

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ジョン・ウィック

ジョン・ウィック(原題: John Wick)
101分

 引退した殺し屋が飼い犬を殺されたのがきっかけで復讐をする。字面だけだと癇癪持ちが暴走するだけの展開に見えるが、人を殺し始める動機付けはきちんとある。愛があって命の重みを知っているからこそ主人公は復讐をした。決して癇癪持ちでは無く、むしろ心が広い。ほぼアクションシーンしかないという清々しいまでのアクション映画だった。

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なりすましアサシン

なりすましアサシン(原題: True Memoirs of an International Assassin)
98分

 小説家が命を狙われる羽目になってしまうというとんでもない内容。彼らの行動は現実離れしていて、にわかには信じがたい。しかし、細部の人物設定や分かりやすくも丁寧な伏線が生きている。現実ならあり得ないと断言出来るシーンにも、この人物なら出来るかもしれないと思える説得力がある。王道で馬鹿らしくもありながら、十分に楽しめる娯楽映画だった。

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