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カテゴリー: 迷作

サバイバー

サバイバー(原題:Survivor
97分

 優秀な外交官であるケイトは日々真摯に職務を全うしている。その日も彼女は怪しい人物を見つけては本当の目的が何かを突き止めようとするのだが、同僚に邪魔されてしまう。彼女が疑い深いだけで何も問題はない――と思われたが、ケイトの直感は当たっていた。その人物を疑い、調べてしまったがためにケイトは命を狙われる羽目になってしまう。

 命の危機に曝されつつもなんとか生き延びて、ケイトは一人で行動していた。しかし運悪く容疑者の濡れ衣を着せられてしまい、着々と悪人へと仕立て上げられていく。けれども彼女はそこら辺の警察ではとても太刀打ちできない。何故なら彼女は優秀だからである。……そう。いくらなんでも優秀なんて言葉では説明できそうにないが、そう説明するしかないのだ。

 いっそスパイであって欲しいくらいに優秀な外交官と、噂の割に女一人仕留められない伝説的な暗殺者。もう少し設定はなんとかならなかったのだろうか。多少のパニックはあっても冷静になるのが早すぎる気もするし、暗殺者はヘマが多すぎる。最後の方も容疑が晴れていない割にあっさり和解しすぎというか……。脚本に難はあるが、娯楽映画としては悪くもない作品だろう。

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テイキング・オブ・デボラ・ローガン

テイキングオブデボラローガン(原題:The Taking of Deborah Logan
90分

 アルツハイマーの老婆を取材していると様々な恐怖に襲われる作品。老婆の演技やちょっとしたグロ表現はホラー映画としてはそれなりだが、恐怖心を煽る手法がベタな上に音やカメラの揺れといったものに頼りすぎている印象を受ける。ドキュメンタリーらしさとホラーらしさを追求しすぎたのか、結局これは何だったのかと首を傾げてしまう。ちょっとしたグロ要素やモキュメンタリーを求めていれば悪くないのかもしれないが、ターゲットがよく分からなかった。

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ブレア・ウィッチ・プロジェクト

ブレア・ウィッチ・プロジェクト(原題:The Blair Witch Project
81分

 今となってはそこまで珍しくもないモキュメンタリー・POVの大ヒット作。ドキュメンタリー映画を撮影しに、伝説の魔女がいるという森の中へ向かい、そのまま失踪してしまった学生たち。彼らのビデオ映像を編集し、そのまま映画化した――という内容になっている。正直に言ってしまうと企画や話題性ありきで、今見るとそこまでの驚きはない作品だろう。

 学生という設定もあり、彼らのインタビュー映像やふざけている姿は洗練されていない。ひたすら他人のホームビデオを見せられているような気分にもなるが、その素人臭さがなければこの作品は成り立たない。もしこれが事実だとしたら、これには一体どんな理由があったのか……と考えるような、陰謀論や考察が好きな者には今でも面白い映画なのかもしれない。

 もし本作がヒットしていなければ、今頃はB級映画ファンがたまに思い出す程度の扱いだったかもしれない。ただ本作はヒットした。ヒットしてしまったおかげで記憶に残り、ヒットしてしまったせいで一定の評価も得てしまった。決して悪い映画ではないが眠気を誘い、ホラーを期待して肩透かしにもあう。話題作だからと期待せずに、軽い気持ちで観た方がいいだろう。

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